Dr.森田の医療・介護ブログ

地域医療・家庭医療の医師&医療経済ジャーナリスト、Dr.森田が綴る医療・介護のブログです。

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鹿児島県民がついつい間違える『県外からのお客さんのもてなし方』移住者だからこそ見える3つのこと!

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いきなりの煽り系のタイトルですみません(^_^;)

 

ブラタモリで鹿児島やってるし、

せごどんもやってるし、

鹿児島空港もいつもにもまして混んでるし!

鹿児島にお客さんたくさん来てるんじゃない?


あ、県外からのお客さんといえば、

こんなネタあったな〜、と思って、

今回は医療ネタと全然関係なく、

徒然に書いてみました。

 

たまにはいいかな、と。

 

 

で、

『県外からのお客さんのもてなし方』なんですが、

本気で「県外の人はこっちの方が面白がるだろ!」

と思うことがママあるのですね。

今回はその思いを書いて見ようと思うわけです。


他にもあるんですがまずは3つ、

ランキング形式であげてみます。

 


第3位『灰掃除』をやってもらおう!

 

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え〜、これはですね。

県外の人には多分想像もつかないことだと思うんですが、

鹿児島の方々が「桜島」を思う気持ちは半端じゃないんですね。

横浜出身のぼく。鹿児島に来た当初は

 

「あ〜そういえば桜島って鹿児島だったね〜

 小学校で習ったな〜。・・だからなに?」

 

くらいの感じだったんですけどね。

 

 

鹿児島県民の桜島愛は、桁が3つくらいが違う!

こうして上記のような「だからなに?」みたいな、

とりようによっては「桜島の悪口」

ともとられかねないような発言をするだけで、

 

「もう明日から鹿児島の住民票をもらえなくなってしまうのでは?」

 

とさえ思えるくらい、

県民の桜島愛は想像の遥か上をいくレベルなのです。

 

たとえば僕の友達の看護師さんなんか、

東京ぐらしをやめて鹿児島に帰ってきたのは

 

「桜島が見えるところで暮らしたかったから」

 

って言うわけですよ。

うら若き女性が、冗談でなくそんなこと言うわけです。

 

桜島が見えるか、見えないかで、

土地の値段も大きく変わるとか。

 鹿児島の名門ホテル「城山観光ホテル」も、

「桜島が見える部屋」と「桜島が見えない部屋」

でランクが分かれてるとか…

 

 

「すみません、桜島見えない部屋しかとれなくて…」

とか言われても、県外の人は、

「……だ、だから何?どこからでも見えるけど(;゚Д゚)…」

となりがちです。

 

とはいえ、ぼくももう鹿児島に住んで

6年目になりますので、

桜島をそれだけ愛する気持ちも分かってきたのです。

写真のように、子どもたちを連れて釣りをするのは最高です。

本当に気分がいいものです。

ほら、こんなにいっぱい写真取るほど。

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このように、桜島はとても絵になるのです(^^)

 

NHKでも今年は桜島推しなわけです。

 

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でも!でもですね!

県外からきたお客さんは、

そんなに思い入れがないわけです。

6年目の僕が育ててきた桜島を愛する気持ち、

そのプロセスを全然踏んでいない。

 

彼らはまさに

 

あ〜そういえば

桜島って鹿児島だったね〜

・・だからなに?

 

のレベルなわけです。

まさに鹿児島初心者!
桜島?しらねーよ!のレベルなわけです。

 

じゃ、どーすればいいのか。それが!

 

火山灰掃除

 

です。

これ言うと鹿児島県民は全員、眉をひそめて

「なに馬鹿なこと言ってんだ」

「お客さんにそんな失礼なことさせられない」

とおっしゃいます。

 

でも、実はこれ。

僕が以前住んでいた北海道でも

同じこと言われてたんですよね。

 

「お客さんに雪投げ(雪かき)なんて失礼な・・」

 

って。

 

でも見てください。

先日一緒に北海道に行ったこの鹿児島人。

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「雪かき」をとっても嬉しそうに、

大はしゃぎで体験するわけです。

 

鹿児島人にとって、

こんなに大量の雪の重みを感じること。

玄関前に雪が積もると生活がどうなるのか、を身をもって体験すること。

雪を投げる場所はどこなのか?

どれくらいまでやれば車を出せるようになるのか?

 

こんな体験は生まれて初めてのこと。

肌で寒さを感じ、

体で雪の重みと質感を感じ、

同時に知的好奇心が刺激され、

スキー場でスキーをするだけでは

決して味わえない体験をするわけです。

 

結果、一生忘れられない体験となるのです。

 

 

で!鹿児島には灰掃除があるじゃないですか!

 

 

 

噴火して風向きがこっちだとこうなります。

 

 

 

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で、掃除するわけですね。

 

ズサー!

 

 

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克灰袋! 

 

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雨でもないのに傘!!

 

 

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あ、今日は灰はあっちに流れてるね。

洗濯物干そう!

 

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この感覚!

この火山のお膝元で、

灰の中で生きる生活感!

このライブ感!

こんな貴重な体験ありません!


これを是非、

県外の人に体感させてあげてください。

多分、それこそが、一生忘れられない記憶に残ると思うのです。

 

 

ま、去年〜今年にかけては、

鹿児島市内にはそんなに灰は降りませんでしたけどね。

 

 

 

で、次。

 

 

第2位 地元の小さな温泉に入ってもらおう!

 

これも、鹿児島の人に言うと、

 

「温泉は大分に負ける」

 

もしくは、

 

「わざわざ地元の温泉行かなくても、お風呂はホテルで入れるでしょ」 

 

となるわけです。

 

でもこれ、ぼくに言わせると大いに間違っております。

 

 

ホテルの風呂は記憶に残らない!!

 

ぜひとも390円の地元の温泉に連れて行ってください。

地元の爺ちゃん婆ちゃんと、

おばちゃんやおじちゃんと一緒に、

狭い湯船に浸かってください。

そこで、一言二言、会話ができたら最高ですね。

(男湯はそうでもないですが、女湯は結構会話が盛んらしいです。)

 

灰掃除もそうですが、

県外から来るお客さんは、

 

『鹿児島でしか体験できないことを体験したい』

 

と心から望んでいます。

ホテルの風呂なら、東京でも入れます。

 

鹿児島の人にとっては温泉なんて

まるで空気のように当たり前の存在ですが、

県外の人はそうではない。

 

僕が鹿児島に来てびっくりしたのは、

鹿児島の銭湯、その数が半端ない。

もう、そこの角曲がったら温泉、

またそこの角曲がったら温泉。

街の辻々に温泉があると言っても過言ではない。

それが全部天然温泉。

はっきり言って温泉天国です。

 

指宿市なんて、

家の蛇口から温泉が出るって聞いてます(伝聞情報)。

温泉の配管が、各家庭に配備されてるらしいですよ(ホント?^_^;)。 

 

そうした、地元ならではの文化。

地元の人々のナマの生活に触れる。

これが、お客さんの心に一番残ることだと思うのです。

 

そういう意味では、

 

◯桜島を見て
 出来れば噴火の噴煙も見ていただいて

 ↓

◯そして桜島の灰を掃除をして

 「火山の麓に住むってこういうことなんだ」

 と実感してもらって、

 ↓
◯そのうえで火山が地下で温めてくれた温泉に浸かって、

 火山のパワーを肌で感じながら地元の人々と会話して、

 鹿児島で生きるということの全体像を味わってもらう、

 

 

そんなおもてなしが出来たら最高だと思うんですよね。

 

だってこんなに火山の近くにある都市って、

世界でもそんなにないんですよ。

 

ま、最近はそんなにしょっちゅう噴火してるわけではないので、

タイミングが合えばですけど。 

 

ちなみに、こちらが噴火情報

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http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/fukuoka/18m02/506_18m02.pdf


ここ最近はトンとおとなしいですけど、、 

2015年はひと月に250回!(1日8.3回!)噴火してたときもありました!

波があるんですよね(^_^;)

 

 

 

 

で、最後。

 

 

第1位!地元の鳥刺しを食べてもらおう!

 

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子供の頃、親によく言われました。

 

「豚肉と鶏肉はちょっとでも赤かったらダメ!」

 

と。

 

幼き頃のぼくが「めんどくさい」なんて言ってそのまま食べようものなら

 

「(#°∀°)=3!死ぬよ!」

 

と平手でビンタされたものです(嘘)。 

 

ま、とにかく、東京とか関東の人(多分九州以外全国の人も)

にとって、生の鶏肉・豚肉は絶対禁忌の危険物と認識されているのです。

 

幼い頃からそんな教育を受けていたので、

当然ぼくは九州に来るまで生の鶏肉は食べたことがなく、

食べようとすらしたことはなく、

いや、鶏の生肉を食べる、そんな野蛮な人がいるなんて

想像すらしたこともなかったのです。

 

 

で、

九州に来たらみんな食べてるわけです。

ごく普通に。

みんな普通に野蛮人なのです!

 

「こんなに普通に野蛮人いたんだ〜(;´Д`)」

なんて驚いていたのもつかの間、

嬉しいことに、ぼくもすぐに

 

立派な野蛮人の仲間入り!(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

鹿児島で立派に成長させていただきました。

 

ま、冗談はさておき、

鹿児島県民は、頻度で言うと1年に1回とか、

月に1回とかそういうレベルではなく、

もう、日常的に食べてるんですね。

その証拠がこちら。

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鹿児島のスーパーには

どのお店にも必ず

 

「鳥刺しコーナー!」

 

がある!

 

この写真ですと、

上段・中断・下段・最下段の4段全てが!

鳥刺しのみ!

各社勢揃いの圧巻です。

 

スーパーだけでなく、

街には小さな「鳥刺し屋さん」がたくさんありまして、

 

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「かしわ」「たたき」「地鶏」などいろいろ呼び方があります。

 

 

まさに鳥刺し天国。

鹿児島県民、どんだけ鳥刺し食べてるんだろう!

 

しかも、いまや全国的に

 危険物

の刻印を押されて久しい、あのみんな大好きだった

悲しいかな禁制のお触れがでてしまった

 レバ刺し!

まであるのですよ!

実は、鶏のレバーは禁制のお触れがでていないのです!

その証拠がこれ!

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これは我が家の食卓の一般的な風景です。

手前左側は普通のレバー。

その右側、少し白っぽいのは「白レバー」と言って

いわゆるフォアグラ状態のレバー。

白ならこっちのほうが白いですね。

 

 

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こいつらを、ごま油と塩で頂くわけですね。

これがトロトロで絶品なのです!

これ食べたらもう牛レバーには戻れません!(あ、もう本当に戻れないのかヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3)

 


もちろんスーパー売りでなく、

居酒屋さんとかレストランにも普通に「鳥刺し」はあります。

こちらは、鹿児島のオシャレ女子が通う

「Mebuki grand」

https://goo.gl/maps/jSiiknYP9BG2 の鶏刺し。

 

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激烈にオシャレ感アップしましたね。

あ〜、食べたくなってきた。


 

……こんな勝手なこと書いてると、

皆さんのこんな声が聞こえてきそうです。

 

「やっぱりサルモネラとかカンピロバクターとか怖いんじゃないの?(;´Д`)」

「医者のくせにそんな無責任なこと言っていいの?」

 

 

いいのです!!!!!☆彡

 

 

いや、そりゃ100%大丈夫なんていえませんよ。

でもね、統計的に言えば日本で食中毒死なんて、

毎年10人も居ないわけですよ。平成26年なんて2人。

これは鳥刺しに限らず全ての食物での話です。

しかもそういう人は大抵体力落ちてる高齢者・病気の方だったりです。


そんなこと言ったら、餅の方が圧倒的に危険。

餅の窒息死なんて毎年1000人くらいいるんですから。

じゃ、正月のお餅禁止にする?

もっと言えば、自動車なんて年間4000〜5000人の人間を殺しているのです。

じゃ、日本から車なくす?

 

リスクを恐れて完全にゼロにしようとしたら、

生活はとても窮屈になります。

全てのリスクは生活のなかでバランスよく上手に付き合っていくものなのです。

 

注)サルモネラ・カンピロバクターなどは、鶏の腸の中に多く生息しておりまして、生肉用の食鳥肉の処理に関しては「腹腔切開時腸管を傷つけない」「内蔵摘出後の腹腔内表面は焼却する」「30分おきにまな板・包丁を洗浄消毒、また手指も30分おきに洗浄消毒する」など、特別に厳しい規則が行政機関によって定められています。宮崎県「生食用食鳥肉の衛生対策」http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000040840.pdf

また、本文とは直接関係ないですが、日本に、絶食・胃ろう・気管切開で寝たきりの高齢者が山のようにいる背景には、上記のようなリスクゼロ神話が大きく関与していると思います。

 

 

 

そういう意味では、「鳥刺し」のリスクは圧倒的に小さい!

 

 

 

 

 

 

そして、何より鳥刺しは……

 

 


圧倒的に美味い!!! (ノД`)ノシ

 

 

こんなにも美味しいものを、

鹿児島・宮崎などの南九州だけで独占しているなんて!

これ、独占禁止法違反なのでは?

みんなよく我慢してますね。

あ、知らないだけなんだった ( ´,_ゝ`)プッ

 

 

「おもてなし」と言うと、

『高級な料理を味わってもらわないと!』

みたいな感覚あるじゃないですか。

 

でもですね、

有名なお店で食べる高価な「豚しゃぶ」もいいけど、

 

 

灰掃除

温泉

鳥刺し

 

 

などの「鹿児島でしか出来ない体験」こそが、

実はプライスレスで価値があるのんじゃないかな〜?

と思うわけです。

 

こちらは、「コミュニティデザイン」で有名な山崎亮さん

我が家で「鳥刺し・レバ刺し」

を食べていただいているところです。

 

 

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もちろん子どもたちも一緒です。

 

 

 

 

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こちらは一緒に介護の本を書いた加藤忠相氏。

 

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著書はこちら
 ↓↓↓

あおいけあ流 介護の世界 - 南日本ヘルスリサーチラボ

 

 

 

これが僕の最高の「おもてなし」です。

 

 


ま、

そもそも生タマゴだって、

日本人しか食べないらしいじゃないですか。

欧米人にとってTKG(タマゴかけご飯)は

サルモネラが怖いから絶対に食べない、

気持ち悪いものらしいじゃないですか。

あんなにうまいのに。

うちの子毎日食べてるのに。

 

食の文化って、国や地域によって、本当に多様性があるんです。

 

だからこそ、県外からのお客さんには、

鹿児島でしか味わえない「鳥刺し」の味と

鹿児島の文化をしっかり体験させてあげて欲しいと思うのです。

 

 

 

 

…ま、とは言え、最近では東京の居酒屋でも

鳥刺し出すとこはちょこちょこありますけどね〜(๑´ڡ`๑)

 

 

以上、移住者だからこそ!というところを思い切って言ってみました!

 

 

 

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