Dr.森田の医療・介護ブログ

地域医療・家庭医療の医師&医療経済ジャーナリスト、Dr.森田が綴る医療・介護のブログです。







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医師直伝!水虫の治療薬はあります!実は市販薬でも!〜処方箋なし診察なし、薬局・通販でも「医者が出す薬」が買えます【水虫(白癬)薬編】〜

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こんにちは森田です。

 

今回は水虫薬のお話です。

 僕も経験あるのですが、水虫、かゆいですよね。

 

こちらの方も大変そう・・(;_;)。

 

 

 

 

ということで、市販薬を中心に水虫のお話を始めます。

 

 

 

 

水虫は治る!

まず基本中の基本。

「水虫は治る!」

ここを再確認しておきましょう。

子供の頃、「風邪と水虫と癌を治す薬を発見したらノーベル賞」みたいな話をよく聞きまして、「それだけ難しいことなんだな〜」と思っていましたが、「水虫」に関してはもうそんな時代ではありません。

 

水虫(白癬菌)の治療薬はあります!

 

 

特にご高齢の方に多いのが、未だに「ハナから諦めている方」。こういう方、けっこう多く見受けられますので、まずはここ「治るよ!」をしっかり抑えたうえで、次に「じゃ、どうやって?」の話に入ります。

 

 

 

市販薬は塗り薬

 

医師が使う薬には飲み薬塗り薬があります。

で、飲み薬はずべて「医師の処方箋が必要な薬」です。塗り薬の中の一部に「市販薬」があります。

 

爪水虫

爪の水虫(爪白癬)などは塗ってもなかなか爪の中まで浸透しませんので、飲み薬が処方されることが多いです。ま、最近は塗り薬でも爪水虫に効く薬(=医師の処方箋が必要な処方薬)もでていますので、そういう意味でも爪の水虫は医師から処方される薬で治したほうがいでしょう。

 

ちなみに高齢者施設などでは、こんな爪もよく見かけます。

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こんな爪も、治療して薬が効いて来ると、爪の根っこの方から「健康な爪」が生えてきます。全部生え変わると終了、ということですね(半年とか1年とかかかることもあります)。

このツイートの例はわかりやすいですね。(この方の先端の金具は巻爪の治療ですので水虫とは別の話です)。

 

 

 

 

皮膚の水虫 

で、一般的な水虫(=皮膚の水虫)の方ですが、我々医師は一部の例を除いて主に「塗り薬(外用薬)」で治療することが多いです。

 

その中でもよく使われているのが、「ラミシール(成分名テルビナフィン)」という薬で、こちらは市販薬でも売られています。もちろん、街の薬局でも通販・Amazonでも買えます。

 

それがこちら、

 

 

 こちらAmazonでも買える「ラミシールATクリーム」ですが、成分の含有量の欄には、

 

●成分・分量
1g中
成分・・・分量
テルビナフィン塩酸塩・・・10mg

 

と書かれておりまして、これは医師が処方する「ラミシール」はどうかというと、

成分・含量
1g中テルビナフィン塩酸塩(日局)10mgを含有する。

 

ま、つまり全く同じ成分含有量なのです。

 

よく、「医師の処方する薬は、成分が違うし濃度も濃いのでよく効く」とも言われており、そしてそれはたしかに当たっていることも多いのですが、この「ラミシール」に関しては成分も濃度も「処方薬」と「一般薬」で同じ、なのですね。

 

 

検査はしよう!

ここで注意。自己判断で「水虫」と思っていらっしゃる方の何割かは、

「実は水虫じゃなかった!」

という研究結果もありまして(湿疹や汗疱など、見た目が似ている病気も多いのです)、少なくとも初めての症状のときはしっかりと検査はしたほうが良いでしょう。

市販薬を使うのは、「一度病院で治療した部位に同じ症状を繰り返す」、「継続して治療したいが、忙しくてなかなか病院まで行けない」などの場合になるでしょう。

 

ちなみに「水虫の検査」はCTとかの大掛かりなものではなく、水虫の部分のカサカサに剥がれかけた皮膚とか、爪の一部とかを取って顕微鏡で見る、というものです。(たまにそれらを培養に出したりもします)。

 

 

なにより「蒸れない」こと。5本指靴下も! 

 

 そして、治療薬にもまして重要なこと。
当たり前ですが「蒸れ」は禁物です。

 

水虫(白癬菌)は高温・多湿を非常に好みます。
どんなにいい薬を使っても、一日中ムレムレの革靴を履いていたら効果も台無しです。

 

とはいえ、「仕事上、革靴が必須」という方もいらっしゃると思います。

そういう方には、

 

5本指靴下

 

を強くオススメします。 

足指の皮膚が密着しないため高温多湿になりにくく、また皮膚同士が擦れないので安定的な環境を保てます。意外ですが、、これ実は薬以上に(?)結構効果があると思います(実は僕も予防のために毎日履いております^_^; )。

 

 

 

そんな感じで治療していただけるといいのではないでしょうか。

 

 水虫治療の流れはこの記事なんかとてもいい感じですね。

jp.rohto.com

 

 

以上、 実は市販薬にある「医者が出す薬」【水虫(白癬)薬】編 でした。

 

 

 

 

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